心理学>片面・両面提示

物事には二つの面があります。
一つは良い事、もう一つは当然悪い事ですよね。
この二つを両方提示するのか、片方だけ提示するのかが、
今回の片面提示と両面提示になります。

では商品を売る時に、どちらが良いのでしょう？

そんなの決まっているじゃん、良い事だけ伝える片面提示が良いよ。
と言う人も居るかも知れませんが、そうとは決まってません。

例えば、デジカメを買うつもりで家電量販店に行って、
店員が「これは価格もお手頃で、画素数も素晴らしですよ。
これがお勧めです」と言ったでの商品を買う事にしました。

実際使ったら画素数は素晴らしいけど、
重くて仕方がない。とても手持ちでは使えなかったらどうですか？

確かに商品は売れましたが、このお客さんは今後来てくれるでしょうか？
きっと来ないでしょう。

ここでもし両面提示していたらどうでしょう。
きっとその商品は売れなかったかも知れませんが、
きっとそのお客さんは店員さんと相談して、
自分に合ったデジカメを購入出来たのではないでしょうか？

もちろん儲けは減るかも知れませんが、
そのお客さんは今後も来てくれるお得意さんになるのではないでしょうか？

じゃあ片面提示は良くないのかと言うと、そんな事はありません。
商品を熟知して、買うかどうしようか悩んでいるお客さんに、
改めて両面提示しても悩むだけです。

ですから、ここでは片面提示で良い所をプッシュして、
買う気にさせるのです。

と言う訳で、要は使うポイントによって使い分けるのがベストです。