心理学>プラシーボ効果

プラシーボ効果とは、ラテン語の私は喜ばせるという言葉から、
由来しているらしいのですが、
医学の世界では薬の実験において、二つのグループに分け、
こういう実験を行いますと伝えた上で、
一つのグループには本当に試してみたい薬を、
もう一つのグループには、何の効果もない薬にに見立てたものを与えます。

薬の結果は、両グループの差が大きければ、
薬として成功、少なければ失敗になります。

なぜそんな事をするかと言うと、
人間には思い込みで体に変化を与える事が出来るからです。

要するに、プラシーボ効果とは思い込みで、体に変化を与える事なのですが、
これは我々も子供の頃から接してきたはずです。

子供の頃、転んだりぶつけたりして泣いていると、
「痛いの痛いの飛んでけ」と言って、摩って貰った記憶はないでしょうか？
今考えれば、そんな事で痛みが減る訳ないのですが、
良くなった気がしたはずです。

民間療法と言われる、昔からある言い伝えみたいな物の中には、
プラシーボ効果によるところも大きいようです。

結果として、良くなるのだから良い気がします。

プラシーボ効果は良い方に向かう時だけで使い、
悪くなる場合は使わないのかも知れませんが、

思い込みで体に良い影響を与えられるという事は、
悪い思い込みは、体に悪い影響を与えるのではないだろうか？

みんなもっと前向きな良いイメージを持てば、
日本はもっと明るいい国になるのではないだろうか？