心理学>期待理論

待理論とは人がどのような心理プロセスで、
行動の選択と持続がなされているかを理論化したものです。

やる気は３つの要素の掛け算で決まると考えられています。

まずは努力です。
これは頑張った分が結果に結びつく期待です。
どんなに頑張っても、結果に結びつかない努力を、
したい人は居ないですよね。

次いで、成果です。
これは歩合制の給料などの様に、
頑張ったら頑張った分、何かを得られる期待です。

最後に得られる成果の価値です。
頑張ったら頑張った分だけ成果が貰えると言っても、
自分にとって、成果が魅力的でなければなりません。

先の歩合制で、
給料が欲しい人や仕事に充実感を感じたい人は、
頑張るかも知れませんが、

給料や仕事の充実感より、自分の時間が大事な人にとって、
給料はそれほど魅力がありませんから、
残業してまで頑張ろうとはしません。

部下にやる気を出させようと思ったら、
これら三つの要素が正しく働く様に考えさせる必要があります。

どれか一つでもやる気を出させない要素があれば、
やる気を出させる事は出来ないのです。