心理学>レスポンデント学習

レスポンデント学習とはパブロフの犬の事なのですが、
パブロフの犬をご存知のない方の為に書くと、
イワン・パブロフという学者さんが、
犬を使って行った実験なのですが、

犬にエサを与えると同時にベルを鳴らすという事を何度も繰り返すと、
ベルの音を聞くだけで、唾液を出すようになった。

要するにベルがなるとエサが貰えると学習したのです。
これをレスポンデント学習と言うのです。

なんだ、犬の話かと思うかも知れませんが、
人間にも当てはまるんです。

日本人なら梅干を想像すると、唾液が出てきませんか？
これは日本人なら梅干が酸っぱいと学習しているからなのです。

当然梅干を知らない外国人に梅干を見せても、唾液は出てきません。
まだ梅干しが酸っぱいと学習してないからです。

レスポンデント学習と似ているけど、
ちっと違うのがオペラント学習です。

オペラント学習は、人間が犬に「お手」と言ってもお手はしません。
ですが、何度かやっているうちに偶然お手をしたら、エサを与えるのです。
それを何度かやってるうちに、犬は「お手」を言われたら、
手を出すと餌が貰える事を学習して、お手をする様になるのです。

これも人間にも言える事で、
実はギャンブルにハマっている人は、
オペラント学習によると言われています。
ナンバーズだと、適当に幾つかの数字を塗ったらお金が貰えた。
スロットならボタンを押したらコインが一杯出てきた。

共に当たったのは偶然なのですが、
その偶然を学習してしまった為に、
また数字を塗れば、ボタンを押せば貰えるかもと、
ハマってしまう訳です。

ちなみに二つの違いは、
レスポンデント学習は唾液が出るなどの反射に対する条件づけ、
オペラント学習は意図して行われた行動に対する条件づけです