これであなたもカメラ博士？>・構図で一味違った写真を

構図とは、写真を撮った時に撮りたい物を、
どこにするかといった画面の構成です。

撮りたい物を真ん中に置き、周りに余白がある構図を、
日の丸写真と言いますが、これは良くない構図と言われています。
理由としては面白みのない構図だからという事のようです。

ただ基本的な構図とも言えるので、
マニュアルで絞り値を変えるなどして、
その違いを体感するには良いかも知れません。

では面白い構図にするからと言って、
撮りたい物を真ん中に置かず、
何でも良いから端に置けば良いのかと言うとそうでもありません。

例えば人を向かって右端に置いたのに、
その人が向いている方向が向かって右だと、
妙に詰まった息苦しい感じになりませんか？

もちろんそれを狙っているなら良いのかも知れませんが。
あまり良い配置とは言えません。

一般的の構図として、３分割構図があります。

画面を縦・横を３等分に分けた時に、
分けた縦の線と横の線が交差する４点に、
撮りたい物を持ってくるという構図です。


三角構図
画面の中に三角形を描くのですが、
三角形の底辺が画面の下に来るように描く事によって、
安定感のある構図になります。

富士山を単体で撮影すると、この三角構図になります。

逆三角構図
これは先ほどの三角形構図の逆で、
三角形の底辺が画面の上に来るように描く事でバランスの悪さを出し、

不安定感や恐怖と言った、
どちらかと言うとマイナスなイメージを与える構図になります。

シンメトリー
上下や左右が対象な構図です。
富士山が美しいと言われる理由の一つは、左右対称なシンメトリーだからです。

これに上下を加えたのが、
富士山と湖などに写る富士山を撮る「逆さ富士」になります。

対角線
画面の対角線上に、撮影する物の切れ目などが来るようにする構図で、
リズム感や躍動感などを表現する構図です。