吉田口登山道は、富士山の登山道の中で唯一5合目までの交通手段がなく、
この登山道を使う場合、麓から歩くか、馬返しから歩くかになります。
江戸時代には富士山信仰の登山の中心として栄えた道で、
北口本宮富士浅間神社が起点になります。
富士山の0.5合目にあたる標高1100mには、
江戸中期から続く「中の茶屋」があります。
5月上旬には周辺のフジザクラが群生していて見頃になります。
5合目まで営業している山小屋がない為、
トイレなどはここで済ませておく必要があります。
(夏場は仮設トイレが途中にあるかも?)
標高1450mには、かつては道が険しくなり、
馬が引き返していたことに由来する馬返しなど、
江戸時代の面影を残す場所も少なくないです。
5合目までは樹木に囲まれた道が続き、
6合目で河口湖口登山道と合流します。
6合目までは約15km
目安時間:登り約5時間30分
渋滞を考慮せず、休憩時間を含まない時間です。
頂上までだと11時間以上かかるので、
通しで歩くには、自信がなければ止めておいた方が良いでしょう。
フジザクラの綺麗な5月上旬にでも、
6合目まで練習に登ってみてはどうでしょうか?
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