富士信仰とは富士山を神と見立てて、信仰や崇拝の対象とする事で、
富士山を何らかの形で信仰や崇拝する総称である。
代表的なものは浅間信仰ですが、
平安時代初期には、富士山の噴火を鎮める為に、浅間神社を建てたそうです。
富士山は古くは万葉集などで、「不尽神」「福慈神」と記述されるような
日本鎮護の神山とされてきたが、
781年の噴火などにより火山神(浅間神)として全国に振興が広まった。
浅間の語源に関しては諸説あるが、「浅間」は荒ぶる神で火の神や
「浅間」は阿蘇山を意味している、
「アサマ」がアイヌ語で火を噴く燃える岩などの意味があるそうです。
富士山は1606年に徳川家康より浅間大社に寄進されたと伝えられていて、
その結果富士山八号目より上は、浅間大社の所有地となってます。
この事から当時の富士山信仰のすごさが伺えますよね。
ちなみに近所に浅間神社があるという人は、結構多いのではないでしょうか?
大体が富士山信仰で、富士山が見えるところに多く有り、
静岡県富士宮市にある富士山本宮浅間大社が総本宮です。
他にも角行藤仏という行者によって始まった、
富士講などが有名である。
富士講は、富士山への登拝のみならず、
富士五湖や白糸の滝なども巡礼地としていて、
水行等を行っていたようです。
富士五湖などが巡礼地になっていたのは、
富士山に降った雨などが流れ出ている為と思われます。
現在においても富士山は特別な場所という認識が強いのか、
創価学会、法の華三法行など、富士山近郊に拠点を置く、
団体が多くあるようです。
富士山は麓から山頂に登るにしたがって、神仏の世界であると考えらて、
それは死の世界とでもあるという考えから、
富士登拝は、俗世界から死の世界を往復する事によって、
この世の罪や穢れを消すという意味だったのです。
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