富士山の情報、丸分かり>富士登山競走

富士山には、富士登山競走という物があるのをご存知ですか?

富士吉田市が主催で、1947年からほぼ毎年
7月最終日曜日に開催されている様です。

コースは富士吉田市役所前から山頂までの21kmのコースと、
5合目までの15kmの2つコールがあります。

参加資格は開催年の4月1日時点で、満18歳以上の健康な男女で、
審査の結果、参加確定通知が来た人となっています。

ただし山頂までのコースは、過去三年間のこの大会での
5合目までのタイムが関係します。

参加定員は山頂コースが2,500人、5合目コースが1,276人で、
合わせて富士山の標高の3,776人になります。

申し込みはその年の3月末に行われているようですので、
興味がある人は、富士登山競走実行委員会事務局に問い合わせるか、
検索してみて下さい。

気楽に参加しようかと考えた人の為に、
簡単にどれ位過酷か書き出してみたいと思います。

まず、標高差ですが山頂コースの場合、約3,000mになります。

ちなみに、正月の箱根駅伝で箱根の山を登る5区で見てみると、
走る距離が23kmと少し長いですが、標高差は約870mです。

何と、標高差は3倍以上!!
しかも2,700mからは一般の人が歩いて登っても高山病になる高さ、
当然走って登ってくる人は、もっと早くから高山病の可能性が出てきます。

標高差が3,000mという事は、気温差が約20度あるという事です。
短期間にそれだけの温度差も、体調に影響する事でしょう。

そんな過酷な競争ですから、完走率は約50%だそうです。
チャレンジしたいと考えた人は、
富士山登山をしてもう一度冷静に考えましょう。

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